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団体の目標

私たちのビジョン

 江戸東京野菜とは、種苗の大半が自家採種または近隣の種苗商により確保されていた江戸から昭和中期(40年代)までのいわゆる固定種の野菜、または在来の栽培法等に由来する野菜です。江戸時代から人々の食生活を支えてきた江戸東京野菜ですが、農地の減少のほか、収穫量が少なく栽培に手間がかかるということもあり、一時は、その姿が食卓から消えつつありました。しかし、今日まで引き継がれてきた命を絶やしてはいけないと、現在、伝統野菜を普及させようという活動が広がっています。

 「品川蕪」もその1つ。江戸時代に書かれた農書『成形図説』の中にある品川蕪の絵を元に発見した「東京大長蕪」は生産者や市場、江戸野菜の研究会から「品川蕪」として認められ今日に至っています。また、品川区内には「居木橋南瓜」や「戸越筍」などの多くの江戸東京野菜が存在することから、これらを含め、後世に伝承する事が重要と考えます。

 我々は、江戸東京野菜の栽培による食育の啓発や文化の伝承・発信、地域交流による活性化等の活動を通じて、区内農地の確保など更なる都市型農業の可能性を探求し、未来に繋がる持続可能な社会の実現を目指します。

 皆様のご協力とご支援をよろしくお願いいたします。

​                      特定非営利活動法人東海道品川宿なすびの花 

​                      理事長 大塚好雄

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